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社会的卵子凍結

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卵子凍結についてのご説明

卵子凍結には、医学的卵子凍結社会的卵子凍結があります。

社会的卵子凍結保存(ノンメディカルな卵子凍結)につきまして

健康な女性でも年齢を重ねると卵子の数が減り、質も低下することから、妊娠しづらくなるとわかっています。そうなる前に将来の妊娠に備えて若いうちに卵子を凍結保存しておくのが社会的卵子凍結保存(ノンメディカルな卵子凍結)です。

一方で、ノンメディカルな卵子凍結は将来の妊娠・出産を約束するものではありません。妊娠・出産の成功率はまだそれほど高くない点や、妊娠時期が高年齢となるために、母体と赤ちゃん双方へのリスクが高まる点も知っておいていただきたい事実です。また凍結卵子を用いて妊娠を目指す場合は生殖補助医療が必要になります。卵子凍結をお考えの方は、最初に「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ(日本産科婦人科学会 動画)」をご覧になってください。

ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ(日本産科婦人科学会 動画)はこちら

後藤レディースクリニックでの卵子凍結について

後藤レディースクリニックの社会的卵子凍結保存の対象者

  • 20〜39歳の方で、今のところ結婚・出産の予定はないがいずれ子どもを産みたいと考えている方
  • 排卵誘発剤の使用や採卵術が可能な健康状態の方

高血圧、喘息、BMI30以上の肥満、精神疾患、抗凝固剤の使用中、喫煙者、失神やけいれんした事のある方は、排卵誘発による血栓症のリスク、採卵時の出血や感染のリスク、麻酔時のリスクなどが通常より高くなるため、当院では、医学的適応がない社会的な理由によるノンメディカルな卵子凍結は行っていません。
感染症合併(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV)の方はグレイスバンクでの卵子凍結保管ができませんので、当院での採卵はしておりません。
また、その他の疾患などで当院での排卵誘発剤の使用や採卵手術を行う事が困難であると医師が判断した方の卵子凍結は行っておりませんのでご了承ください。

卵子保存期限

50歳の誕生日前日

卵子凍結保管方法

当院で採卵した卵子は、卵子凍結保管サービスグレイスバンクと提携して卵子をお預かりいたしています。

ノンメディカル卵子凍結のメリット・デメリット

メリット

  • 若い時の卵子を凍結保存し将来に用いることにより、将来の不妊治療の成功率が上がることが期待できます。
  • 卵子凍結保存の技術を用いて、ライフプランニングに沿って子どもを持つ時期を自分で選択することが可能になります。

デメリットや課題

  • 排卵誘発剤による過排卵誘発を実施した場合には、腹水や時には胸水や血栓症を伴う卵巣過剰刺激症候群を発症して入院加療を要することがあります。
  • 採卵に際し麻酔や鎮痛剤を使用した場合には、麻酔ショックなどの通常の手術と同程度の麻酔による危険を伴います。
  • 経膣超音波で確認しながら腹腔内にある卵巣に針を刺し卵子を採取します。この際、腹腔内出血や臓器損傷を起こし、まれに観察入院や外科手術を要することがあります。また、採卵後に感染や発熱を起こし治療を要することがあります。
  • 超音波検査時の発育卵胞数と採卵できる卵子の数が同数とは限りません。時には空胞で卵子が1個も採取できないことがあります。また、採卵できても変性した卵子や未熟な卵子などで凍結できない場合があります(このような場合でも採卵に要した費用は発生します)。
  • 採卵直前に排卵が起こり採卵できないことがあります(この場合の採卵費用は発生しません)。
  • 凍結卵子が解凍後に生存しない場合があります(この場合、それまでに要した費用の返金はありません)。
  • 解凍した卵子が生存していても、受精しない場合や、受精しても培養過程で死滅して移植できない場合があります。
  • 卵子数が少ない場合、妊娠の確率は低めになります。そのため多くの卵子を凍結できる方が有利ですが、排卵誘発をしても、年齢が上がるほど1回の採卵で採れる卵子の数は減少します。

年齢別・卵子数別の、少なくとも1人の赤ちゃんを持てる確率は下記の表をご参考ください。

年齢 10個 20個 30個 40個
28歳 80% 94%    
34歳 75% 91% 95%  
37歳 53% 75% 87% 92%
40歳 30% 52% 65% 76%
42歳 21% 36% 49% 60%
44歳 7% 15% 21% 26%

Goldman R.H et al.Hum Reprod.2017.32853-859より

受診から卵子凍結保存までのスケジュール

  • はじめに

    ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ(日本産科婦人科学会 動画)を必ずご覧ください。

  • 当院に電話にて初診予約をお取りください。

    • ホルモン採血の関係上、月経開始1日目から6日目までに予約をお取りください。
    • 「卵子凍結希望」とお伝えください。
    • 予約枠は14:30(月・火・木・金)です。
    • 予約の際に当院のホームページの「生殖補助医療についての説明動画」のパスワードをお伝えしますので、初診時までに視聴してください。凍結卵子を用いて妊娠を目指す場合には生殖補助医療が必要なため、生殖補助医療をご理解していただくために視聴をなさってください。

    ※卵子凍結を希望されなくなった場合には、必ず予約キャンセルのご連絡をお願いします。

  • 初診日

    • 「卵子凍結希望の方の初診時問診票」 「卵子凍結 採卵術 麻酔問診票」に記入してご持参ください。
    • 問診、血圧測定、エコー、採血(感染症、術前検査、AMH、各種ホルモン採血)、心電図
      卵子凍結に必要な各種書類のお渡しをいたします。
    • 初診終了後、卵子凍結を実施することが決まりましたら、グレイスバンク公式サイトで会員登録をしてください。別途保管のお申し込みが必要です。必ず誘発開始前までにグレイスバンクにお申し込みを完了してください。完了していない場合は治療開始ができません。
  • 初診1週間後に来院

    検査結果報告と採卵方法の説明とスケジュールの説明を行います。
    「ノンメディカルな(社会的)卵子凍結保存の同意書」をお受け取りいたします。
    卵子凍結個数のご希望をお伺いします(1ケーン15個まで)。2ケーンを使用する場合は保管料が2倍になります。

    ★初診時の問診での持病の確認や、採血や術前検査などの検査結果により、安全に排卵誘発や採卵ができないような疾患が判明したり疑われた場合、先に当該疾患の治療が優先になり、採卵はやむを得ず延期や中止になる場合があることをご了承ください。

  • 月経開始2〜3日目来院

    採血と排卵誘発を開始します。
    当院ホームページの「Step1. まず、卵子を育てます」をご参照ください。
    誘発開始日には、グレイスバンクからお送りする採卵キット(バーコードなど)と「未受精卵子の採取・凍結・保管に関する同意書」をクリニックに必ずご持参ください。
    採卵日(通常は月経開始14日目前後)までにおおよそ3回程度(個人差有り)卵胞発育を確認するためのエコー検査とホルモン採血のために受診が必要です。受診予定日は卵巣の反応に個人差があるため、あらかじめ受診日を確定することはできません。

  • 採卵日

    当院ホームページの「Step.2 採卵をします」をご参照ください。
    採卵は静脈麻酔で行いますが、医師により静脈麻酔が不適と判断した場合は局所麻酔で行います。なお、採卵時に発熱やインフルエンザ、コロナウイルスに罹患されている場合、採卵はキャンセルになりますが、それまでに要した費用の返金はありませんのでご了承ください。

  • 卵子を凍結保存します

    当院ではVitrification法を用いて卵子の凍結を行い液体窒素中で保存します。Vitrification法を用いて凍結した卵子の解凍後の生存率は80〜90%といわれています。液体窒素に保存された卵子は、グレイスバンクに移送し妊娠を希望する時まで凍結保管します。

  • 採卵1週間後に来院

    術後診察を行います。

  • 妊娠を希望される時

    患者さまからグレイスバンクに連絡をしていただき卵子の出庫依頼をします。
    卵子はクリニックに移送されたあと、融解し、パートナーの精子を用いて顕微授精を行います。受精した受精卵(胚と呼びます)を、子宮に移植します。
    当院ホームページの「Step3. 受精を体外で行います」「Step5. 胚移植」をご参照ください。
    凍結卵子の使用にあたっては、日本産科婦人科学会の体外受精・胚移植の会告が適用されます。

  • 凍結保存卵子の破棄について

    患者さまから破棄の意思が表明されるか、死亡された場合は破棄します。
    患者さまが50歳をすぎた場合は、グレイスバンクから通知の上で破棄されます。

費用(税込み)

使用する薬剤量や回収できる卵子数、必要な診療日数には個人差があります。従いまして費用も個人差があることを予めご了承ください。

初診時 35,100円
内診、エコー、採血、心電図費用含む
初診1週間後診察 3,300円
検査結果報告、治療相談料含む
排卵誘発開始から採卵までにかかる費用 約9万円〜約16万円
採卵周期、月経開始3日目〜おおよそ14日目の間に患者様の卵胞発育に合わせて約3〜5回受診していただきます。受診日にはエコーによる卵胞計測、ホルモン採血、投薬を行います。投薬量は個人差があります。

採卵費用 約7万円〜約15万円

卵子凍結費用 約11万円〜約23万1,000円
回収できる卵子数により個人差があります。
術後診察 約2,840円
採卵日から1週間後に受診していただきます。診察・エコーを行います。卵巣過剰刺激症候群のリスクが有る場合は採血する場合があります。

当院お支払い合計 約31万円〜約58万円(平均約40万円)

凍結保管費用 グレイスバンク公式サイトをご覧ください。
グレイスバンクお問い合わせ先
お問い合わせフォーム

費用の詳細はこちら

クリニック情報INFORMATION

診療科目

不妊治療・生殖医療婦人科、婦人科

診療時間

日・祝
午前  9:0012:30
午後14:0016:00
午後16:0017:00

※ 当院は不妊・不育治療の専門のクリニックです。

☆・・・14:00~16:00 特別予約再診・検査・処置
休診日・・・水曜・土曜の午後、日・祝

当院は予約制となっております。初診の方はお電話での予約をお願いいたします。
(予約をキャンセルされる場合は早めにご連絡ください。)
オンライン予約は再診の方専用となります。

担当医カレンダー

TEL:072-683-8510
FAX:072-683-8520

【電話受付時間】10:00~13:00 / 14:00~17:00

所在地

〒569-1116
大阪府高槻市白梅町4-13 ジオ高槻ミューズEX 5F

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(高槻駅は、新快速で大阪駅より14分、京都駅より12分です)
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